今回はPPC広告の成功法則について、説明しますね。今現在、PPC広告を使っている方、これから始める方は、読んで下さい。
PPC広告、3つの重要ポイント
自分のPPC広告が、上手くいかなくて、専門のコンサルタントに依頼すれば、次の3つのポイントがチェックされます。
- 正しい検索ワードを使っているか?
- 広告文は、適切な内容か?
- リンク先ページは、適切か?
この3つはPPC広告の基本であり、どれも重要なポイントです。
簡単に説明します。
1.正しい検索ワードとは?
候補キーワードの検索数、入札数や価格を参考に、対象ワードと入札価格を決めます。検索数の多いビッグキーワードを使うのか、それともニッチキーワードで、数の勝負に出るのか、戦略的な発想も必要です。
2.広告文は、適切な内容か?
広告文は、掲載順位とクリック率を左右するポイントであり、入札価格にも影響を与えます。検索者を広くすくい上げる内容にするか、それとも対象者を絞り込むのか、ここでも戦略が必要です。
3.リンク先ページは、適切か?
広告文を読んだ人が、違和感なく着地できるように、リンク先ページを選ぶ必要があります。重要なのは、リンク先ページの冒頭に書かれたコピーです。ここが広告文から自然に流れないと、ユーザーは違和感を感じて、離脱してしまいます。
以上3つは基本ですから、まずは押さえて下さい。
ただですね、これだけでは不十分なんです。
大事なのは、コンバージョン数!
ここまでの話は、あなたのサイトにアクセスを引き込む迄に過ぎません。より大事なのは購入や問合せが、どれだけ来るかです。この購入数や問合せ数を、コンバージョン数といいます。
大事なのは、いくら広告費を投じて、どれだけコンバージョン数がカウントされるかです。成果の対象は、アクセス数ではありません。そしてコンバージョン数を左右するのは、ひとえにWebサイトの内容です。
最も大事な3点に絞れば、次のポイントになります。
- リンク先ページから出口ページへの動線。
- 出口ページで求める、具体的な行動。
- 出口ページの記載内容。
この3つを判断できない限り、PPC広告の費用対効果を、向上させることは出来ません。ただ残念ながらここを判断できる人は、非常に少ないのが現実です。
本来であれば、ここをしっかり行なうのが、LPO(ランディングページ最適化)です。
(注記) ランディングページ最適化は、「着地ページを最適化する」という意味ですが、着地ページというより出口ページを最適化すると言った方が、本来の趣旨に沿っています。
ところが、今のLPOは、
- キャッチコピーが優れているか?
- デザインは、整っているか?
- お客の声は充実しているか?
こういった表現様式の問題に焦点が当たっています。残念ながら、このような対応では、十分にコンバージョン数を上げることは出来ません。
なぜならこの部分は、ネットの領域ではなく、お客と商品をどう見るかという、ビジネスの問題だからです。
表現様式ではなく、重要なのは伝える内容です。何を伝えるかこそ、問われる部分であり、それはお客と商品という、ビジネスの根本をしっかり押さえてこない限り、生み出されないのです。