CTAとは”Call to action”の略で、日本語で言えば「求める行動」です。単なる用語の理解でなく、Webマーケティングでの重要性を知ってほしいので、説明します。
CTAとは何か?
用語の意味と具体例。
CTAとは”Call to action”の略で、日本語で言えば求める行動です。具体例で言えば、
- お問合せ
- 購入
- 無料レポートの請求
- メルマガの登録
- セミナーの申込み。
- お試しセットの申込み。
このような全ての行動を総称して、CTAと言います。
使い方。
「Webページの最後には、CTAボタンを設置しましょう。」
こういう感じで使います。
「Webページの最後には、お問合せボタンを設置しましょう。」
「Webページの右上には、お問合せ用の電話番号を明示しましょう。」
こう直接書けば良いじゃないか、と思うかも知れませんが、CTAはサイトの出口を何にするか、という話です。
出口はビジネスの内容によって変わります。電話相談が相応しいサイトもあれば、メルマガ登録が相応しいサイトもあります。
出口の行動を決め込まずに説明できるので、CTAという言葉はとても便利なのです。そしてこれは言葉の利便性だけでない、大事な意味があります。
なぜCTAが重要なのか?
Webマーケティングの目的は、単なるアクセスアップでなく、成約に向けた行動を起こしてもらうことにあります。
CTAの獲得こそ目的であり、ゴールです。この意味で、CTAはとても重要な言葉なのですが、どういうわけか、一般に普及していません。
その理由は、知識不足による決め込みが原因です。
CTAを購入や問合せに決め込むことは、悪でしかありません。CTAを決め込まず、柔軟に考えることこそ、Webマーケティングの要なのです。
どういうことか、ご説明します。
あなたがネット通販をしているとしましょう。CTAは購入だと決め込む人がほとんどです。
ところが商品によっては、直接購入より電話問合せを1クッション入れた方が、最終的な成約率は高くなる場合があります。
靴などが典型例ですが、サイズに不安を感じて離脱していた人が、電話問合せで引き上がって、90%以上の人が購入する場合だってあるのです。
こういう例は、枚挙にいとまがありません。セミナー参加を電話相談に変更し、その結果、最終的な成約率が数倍に増えたケースだってあります。
CTAを何にするかは、Webマーケティングの成否を左右します。それは対象商品とユーザー特性を考えて、決めるべき話です。
ここの重要性を認識している人が少ない。それがためにCTAを、購入や電話問合せに決め込んでしまう。だからCTAという言葉が一般化しない。
私はこのように理解しています。CTAを単なる用語の話として終わらせず、Webマーケティングの成否に関わる話であることを、十分に理解して下さい。