オウンドメディアの参考事例、当社の場合。

オウンドメディアの参考事例、当社の場合

オウンドメディアの参考事例として、当社の場合をご紹介しましょう。今まさに、あなたが読んでいる、このブログの話ですね。

特徴について。

このブログは毎月のページビューが、12万ほどあります。ページビューで見れば、大したことはありませんが、記事数は120です。

  • あくまで一般論になりますが、記事数が100個では、1万PV程度がふつうです。記事数に比べてアクセスが多いのは、このブログの大きな特徴と言えるでしょう。
  • またミドルワード(月間検索数1000程度)であれば、記事をアップして2週間程度で上位表示し、1ヶ月程度で安定します。ネット関連のテーマであれば、狙い撃ちして上位表示させることが出来ます
  • さらにメルマガ等の登録率も、一般のケースに比べ相当に高いです。

今後記事数を増やして、より大きなPVへ育てることが課題ですが、メディア環境としては、非常に良い状態になっています。

ではなぜ、このような状態になったのでしょうか?

それはひとえに記事のクォリティー(質)にある、と思っています。

記事のクォリティー(質)とは?

記事のクォリティーについては、私が最も気を払っているポイントです。注意すべき点は実に多くあるのですが、最も大事な点を2つ、ご説明します。

  • 検索ユーザーの期待に答える。
  • 読後に気づきが、生まれるようにする。

この2点です。

検索ユーザーの期待に答える。

検索ユーザーの期待に答えるには、何よりも検索ワードを明確にする必要があります。対象となる検索ワードは1つに絞ります。

今では複数の検索ワードを狙って、上位表示させる場合もありますが、少なくとも最初のうちは、1つに絞るべきです。

1つに絞った後は、その検索ワードを打ち込む人が、何を思って打ち込むのか、頭に思い描きます。そして大事なことは、どこまでを知っていて、どこからを知りたいかです。

期待に答えるというと、「知りたいことは何か」と考えてしまいますが、大事なのは、「どこまでを知っているか」です。

「どこまでを知っているか」が分かると、次のような書き出しで記事をスタートできます。

・・・についてはご存じかも知れませんが、ここでは○○についてご説明します。

この書き出しが持つ意味を、くれぐれも軽視しないで下さい。
この文章構造は、人の心を掴むパターンなのです。

「・・・についてはご存じかも知れませんが」の部分で確認(共感)をとり、それなら次の世界にご案内しますという形で、旅立ち(興味の喚起)を促す文章になっています。

単に「ここでは○○についてご説明します」と切り出せば、それは一方通行の伝え方です。

これに対し「・・・についてはご存じ」が加わると、それは一方通行ではありません。相手への配慮があり、擬似的な会話構造に変わっています。

期待に答えるとは、検索ユーザーと会話することです。

必ず相手を想定して、会話をする気持ちで伝えてください。そうしないと自分では伝えたつもりでも、実際には相手の心に言葉が届きません。

かなり深い部分を説明しましたが、これがいわゆる文章のトーンです。文章というのは、内容だけが伝わるのでなく、書き手の姿勢や性格も伝えます。とても不思議なことですが、行間から何かが伝わるわけです。

それはこのような形で、書き手の意識の持ち方が、反映されるからだろうと思います。

読後に気づきが、生まれるようにする。

読後の気づきは、とても大事なポイントです。私は仕事柄、いろいろな上位表示の記事を読みますが、この「読後の気づき」まで意識した記事は、極めて稀です。

読後の気づきとは、「なるほど、そういうことかぁ・・・。」「いやいや、面白かったなぁ・・・。」 こういう小さな感情の起伏を言います。

例えば、駅前の自動販売機でドリンクを買い、おつりを取ろうとしたら、50円余計にあったとしましょう。前の人が取り忘れたわけですが、ちょっと嬉しいですよね。

予期しなかった良いことが起これば、人は嬉しくなるわけです。もしその50円を手にした直後、街頭募金をしていたらどうなるでしょう。

これは実際に心理学者が実験していますが、募金する確率が跳ね上がるそうです。

ちょっとしたプレゼントは、人のこころを豊かにして、次の行動に導きます。

読後の気づきとは、このちょっとした予期せぬプレゼントに相当します。読者にちょっとした、プレゼントをしてあげるわけです。

それは読者を次の行動に導きます。次の行動とは、いいねのクリックや関連記事のクリック、さらにはメルマガの登録や関連商品の購入です。

読後の気づきが、よく分からない方は、この記事を読んでください。一番、分かりやすいと思います。

参考記事: ベネフィットとは何か?

まとめ

なんか書いているうちに、少しテーマから脱線しましたが、まあ良しとして下さい。

お伝えしたいことをまとめると、次のようになります。

ネットの世界はどうしても、テンプレートをどうするだとか、デザインだとか、動線の設定だとか、ネット固有の話になります。

ただ、そうではないのです。人の心の動き方を知って、それを記事で伝えていく。これが最も、大切なことだと思ってください。

以上、ご参考になれば何よりです。




最後までご覧いただき、ありがとうございます。

かなり深い内容をお伝えしているので、このブログで学ぶと相当な力がつきます。

ただページ数も多いので、全てご覧いただくのは大変です(全記事の一覧)。

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