本日、ワークショップ「集客ページをあなたの手に!」が終了しました。集客ページはランディングページと、一般に言われています。すなわち、既存のサイトに集客用の1ページを追加することで、サイトからの問合せを効率よく増やすページです。ここでは、参加者の感想を皆さんとシェアし、ランディングページ作成の注意点をお話します。
フレームワークを理解し、自分で書く。
「ここまで具体的に集客ページの書き方が、フレームワーク化されているものを、見たことがありませんでした。実際にこのフレームワークを使えるようになるために、あと何回か自分で書いて練習したいと思います。」
(アマゾン第1位「WordPressの教科書」の著者である、プライム・ストラテジー株式会社専務取締役)
若干補足しつつ、ポイントを説明しましょう。ここで言われているフレームワークとは、商品とお客の関係です。もう少し具体的に言えば、お客さんは何に困っているかです。
商品は必ずお客さんが困っていることの、解決策として説明すること。単なる商品説明と解決策の説明では、お客さんが受け取るイメージが全く異なります。それは問合せ率や成約率という数字になって差がでる、最重要ポイントです。
ロジカルに内容を詰めることで、閃きが生まれる。
「最近、いろいろなセミナーに出たり、本を読んだりしていますが、このセミナーほどロジカルな話、説明はありません。ワーク形式は意外なアイデアを思いつかせてくれます。(マーケティング会社課長)」
ここで注意してほしい点は、2つあります。
まずランディングページのテーマは、閃きで考えてもうまく行くことはない。必ず順序立てて詰めなければならない、です。なぜなら、最大のポイントはお客の関心事であり、それは極めて多種多様だからです。
何処にテーマを絞り込むかは、マーケティングセンスのある人なら直感で出来るでしょう。ただそれは長年の経験の結果であり、一般の方が出来るものではありません。
次に注意してほしいのは、ロジカルにテーマを詰めるといっても、それは決して閃きを排除しない、という点です。閃きはある日突然、降ってくるように思われますが、それは少々違います。必ず心に引っかかっていたものが、目の前の出来事とぶつかり合って生まれているのです。
ロジカルに順序良く検討すると、あなたの心の引っ掛かりが、検討事項とぶつかり合って、閃きや発想を生み出します。それは今まで気づかなかった、新しい集客の突破口です。
他人の文章を真似しても、無駄です。
「今回だけで10万円以上の価値のあるセミナーだと思いました。文章のテンプレートを、ここまで自由度、汎用性の高いものに作り上げたことに、感心させられっぱなしでした。(Web制作会社 代表)」
これは良くあることなのですが、同業他社の文章を真似しても、まず上手く行きませんから、注意してください。私自身の反省も踏まえて言えば、問合せのアップしたコンテンツを示して、これを参考に作ってくださいと説明すると、必ずつまみ食いをする人が出ます。
ところがこれをすると、内容が参考文例にひきづられ、本来伝えるべき内容と、ぶれてしまいます。少々時間がかかることは分かっていますが、必ず自分の力で書くことが必要です。
まとめ
以上、基本中の基本になりますが、ポイントは次の3点です。
- 商品は必ず、お客さんの課題や悩みの解決策として説明すること。
- 反応率を決める最大のポイントは、お客の関心事を見抜くこと。
- 事例はあくまで参考に留め、必ず自分で書くこと。