高橋聡です。
今日はコンサルティングの現場から、と題して、お送りします。
私は毎日、皆さんからのご相談を受けているわけですが、
- 皆さんがどんな点を間違えるのか?
- なぜ間違えるのか?
- どうすれば間違いは防げるのか?
このような視点で、お話しようと思います。
本当にリーチできるのか?
「それで本当にリーチできますか?」
これは集客を行うにあたって、常に考えてほしいポイントです。
まずリーチとは何かですが、それは対象となるお客に手が届くかどうか、という話です。
どんなに素晴らしいサイトを作っても、お客が来なければ、何もなりません。
アクセスが多くても、それが対象客でなければ、非効率な話でしかありません。
自分が思い描くお客に、リーチできるかどうかは、集客において極めて重要な話です。
ところがほとんどの方は、リーチに対する認識が甘い。
ハッキリ言って、甘すぎるほど甘いです。
どのように間違えるのか?
先日ご相談の合ったケースを説明しましょう。
ランディングページを作ったのですが、検索ワードが見当たりません。
こういうご相談です。
私からすると、検索ワード不明の状態で、ランディングページを作ることが、あり得ない話なのですが、そういったポイントは、横に置きます。
お話を伺うと、検索ワードが見つからない理由が分かりました。
先進的なサービスなので、お客さん自身に認知がない。
悩みや課題を抱えていても、それを解決できると思っていない。
だから検索行動に移らない。こういうケースです。
抽象的に説明しても分かりにくいので、ドローンを例に説明しましょう。
今でこそドローンは、リモコン操作のヘリコプターで、気軽に空撮のできる道具として、広く認知されています。
ではドローンが普及する前、ドローンの検索ワードを見つけることは出来たでしょうか?
これは相当、難しいことです。
美しい航空写真を撮りたい!
こういう思いの人は、いたでしょう。
人の行けない場所を測量しなければ!
こういう課題を持った人も、いたでしょう。
ただそれが解決できると思う人は、ほとんどいなかったはずです。
解決できると思っていないから、検索行動に移らない。
ですからこのような場合、検索ベースでは顧客にリーチできません。
ところがその一方で、ドローンのように先進的な場合、対象客は明確に、絞り込むことができます。
それは空撮に関係する人であり、多くは地方公共団体の特定部署で働く人でしょう。
そうすると、これはFAXDMで告知する方が、はるかに確実にリーチできるわけです。
ご存知ですか?
こんな場所まで、空撮できます!
こんなコピーで気をひいて、ドローンの素晴らしさを、A41枚で説明します。
文章と写真を使って、いかにドローンが有益かを伝えることが、先決になります。
もちろん同じことは、FAXだけでなく、フェイスブック広告でも出来るでしょう。
考えるべきこと。
何が言いたいかといえば、何でもかんでもWeb集客ではない!
ということです。
私は一応Webの専門家を名乗っていますが、実際のアドバイスでは、Webを否定することもあります。
Webより紙媒体の方が優れているケースだってあるからです。
大事なことは、最も効率よくお客にリーチする媒体は何か?
ここをシッカリ考えることです。
それのためには、(1)どんな商品を、(2)どんな顧客に、まずこの2点を決めねばなりません。
その上で最新の手法を含め、多くのアプローチ方法を知り、それを選択できる知識が必要です。
思い込みで進めるのは・・・、
とても危険です。
あの人が動画で成功したなら、自分だって・・・、
これは博打に過ぎません。
私が成功した手法です、だからあなたも上手くいく!
こう言うコンサルタントは、未熟の極みです。
あなたのビジネスは、世界に1つしかありません。
他社と同じに見えても、運営者が違う以上、否応なくオンリーワンになってしまうのです。
ならば自分で考えることです。
- そもそもネット集客なのか?
- ソーシャルなのか、Webなのか?
- 心に訴えるのか、理性に訴えるのか?
行き詰りを感じているなら、前提条件を疑ってみてください。
思い込みを排し、広い視野を持てば、突破できることもあるのです。
今日は、ここまで。