2012年1月16日にアカデミーヒルズで開催された、リンクトインのセミナーに参加したので、その感想をお知らせします。
リンクトインを、ご存知でしょうか?
ソーシャルネットワークの1つで、ツイッター、フェイスブックに続いて、
今年ブレイクするだろうと言われています。
リンクトインの大きな特徴は、BtoBビジネスに特化していることです。
人材のデータベースとも言われています。
昨日、アカデミーヒルズ主催で、リンクトイン日本法人のトップが説明する
セミナーに参加したので、その内容を簡単にご紹介します。
最初に、いちばん重要なことをお伝えします。
- 日本法人のトップは、流暢な日本語を話せる女性である。
- 日本法人のトップは、たいへん美人である。
- 日本法人のメンバーは、ほとんどが女性である。
- 日本法人のメンバーは、みんな美人である。
- 私はリンクトインが、大好きになってしまった。
以上、とっても重要なことです(笑)。
それでは、2番目に重要なことになります。
セミナーで私が感じたこと。
今回の参加者は、約100人。殆んどがIT企業やWeb関係の人間でしょう。
参加者が、挙手で答えたアンケートを説明すると、
- 参加者全員がリンクトインのアカウントを持っている。
- リンクトインを通じた転職経験者が5人。
- 転職経験者は、全員が英語版で、日本語版での転職経験者はまだいない。
リンクトインの最大の特徴は、履歴書レベルの個人データが
ネットワークの中で見れるようになることです(非表示の選択もできます)。
これは日本のビジネス環境を根本から変える、黒船なみのインパクトがあります。
私の立場から見ると、すごく魅力です。
営業スタイルの変化。
- 営業スタイルが、マスへからピンポイントに変わる。
- 相手の職歴が分かれば、初対面でも話しがしやすい。
- 営業活動で、一番時間のかかる信頼関係の構築が短縮できる。
言葉にすると陳腐になりますが、実際の営業活動を考えると、
信頼関係の構築は、一番大事な点であり、もっとも時間のかかる点です。
この点を初対面レベルで、かなり構築できることは、
リンクトインの大きな魅力に思います。
また、多くの営業電話で嫌悪感を感じるのは、
自分がリストの一人として扱われる点にあります。
どれほど丁寧に話しかけてきても、
自分のことを何も知らないくせにと思います。
これが
「リンクトインで○○さんの内容を拝見し、・・・の点に興味をもったので、
お電話させていただきました。なぜ興味を持ったかというと、・・・・」
このような感じで、話の内容が具体的で魅力的ならば、
嫌悪感は相当程度、緩和されるでしょう。
労働市場の変化。
その一方で企業にとっては、優秀な人材が引き抜かれるリスクが出ます。
これをリスクと見るか、メリットと見るかは価値判断の問題でしょう。
なぜならこれは両刃の剣で、引き抜きやすく、引き抜かれやすいということだからです。
リンクトインの説明では、優秀な人材がいることを示せば、
企業ブランドの価値が高まるということでした。
企業側がどこまで組織防衛するかが、リンクトイン普及の鍵になると思いますが、
人材の流動化は避けられない社会状況でしょう。
またリンクトイン社は、人材紹介業の方を排除するような意思はなく、
1つのプラットフォームとして利用してもらいたいという話でした。
「うちは、社員第一、会社の宝です」
こう口先だけで言っている経営者には、受難の時代かも知れません。