ソーシャルメディアが熱いですね。ツイッターは言うに及ばず、Uストリーム、facebook、そしてlinkedin等、色々騒がしくなってきました。個々のソーシャルメディアが、一過性のブームで終わるのか、それとも永続するかは、正直分かりません。ただ、色々な専門家と話したり、自分が試す中で感じることがあるので、今日はそれを3点にまとめました。視点は「中小企業のビジネスに役立てるには?」です。
情報ソースとしての価値
数年前のブログブームで、誰もがブログを始めました。
そこで発信される情報は、玉石混合でしたが、
年月が経って淘汰されました。
現在も継続的に更新されるブログは、情報の質がとても高いです。
ツイッターも同様でしょう。
現在は玉石混合です。新たに始めれば全く価値が分からないと思います。
ただし、石のなかに玉があります。価値ある情報を
発信している人がいますので、その人を見つけることが必要です。
見つけ方は難しくありません。自分の同業者を探して下さい。
ソーシャルメディアはオープンですから、どこから情報を受けて、
どこに向けて発信しているか分かります。
つながりを追いかけるなかで、良質な情報に出会えます。
あまり難しく考えるより、多くの人とつながる中で、
自然に見えてくると考えてもらった方が良いかも知れません。
良質な情報を発信すれば、信頼感を獲得できる。
ソーシャルメディアに参加する人は、
コミュニケーションを前提にしています。
ネットという仮想空間でも、人とのつながりが第一です。
ですから、いきなり「売り売りトーク」では嫌われます(笑)。
ただビジネスの視点に立つ以上、私たちは売りたいわけです。
ここにジレンマがあるわけですが、まず考え方として、じっくりと構える。
性急な成果を求めず、ブランド(信用)構築ツールと考えるのが基本です。
ユーザーに役立つ情報を発信すれば、そこに人が集まります。
口コミ効果は高いですから、良い情報を発信してコミュニケーションをとる。
結果としてブランドを醸成するツールと、位置づけてください。
媒体特性を見極め、集客ラインを作る。
媒体特性の見極めは、2点あります。
参入タイミングとユーザー特性です。
参入タイミング
媒体が成長するなかで、ユーザー層は多種多様に拡大していきます。
早く参入するに越したことはありませんが、
ユーザーがいなければ、意味はありません。
大雑把にいえば、BtoCであれば、
ツイッター、facebook は参入すべきです。
BtoBの場合は、状況を見ながらの判断でしょう。
状況を見るのは、簡単です。
ツイッターであれば、関心あるキーワードを使って、
全ツイートにフィルターをかけることができます。
キーワードを含む会話でどのような内容が
話されているかを読んで、判断してください。
なお、ソーシャルメディアはディッピングポイントを越えると、
急激に拡大するのが特徴です。
ツイッターは既にディッピングポイントを越えています。
facebook は、近々に来る感じです。
ユーザー特性
ソーシャルメディアは信頼醸成ツールと考えるのが基本ですが、
見込み客を囲い込めないわけではありません。
ただし、PPCや自然検索と同じ手法をとったのでは、
反応率(コンバージョン)は低いです。
これはユーザー特性(行動性)の違いに拠ります。
PPCや自然検索はユーザーが検索状態にありますから、
行動性が高いです。
これに対しソーシャルメディアのユーザーは
受身の場合が多いです。
集客ツールとして機能させるには、
このような特性を踏まえる必要があります。
色々試していますが、提供する情報の種類、文例の違い、
集客ラインの長さ等を変えることで、相当改善できることが分かりました。
追々に開示したいと思っています。