ビジネスをしていれば、誰でも苦境に陥ります。
そんな方のお役立てばと思い、ご紹介します。
自分を支えてくれた、座右の銘です。
上手くいったことを続けなさい。
上手くいかなかったら、修正するか、止めなさい。
(Brian Tracy)
「なんか当たり前のことだなぁ・・・。」
こう思われたかも知れません。
確かに平時は、何てことない言葉です。
当たり前といえば、当たり前ですよね。
ただし・・・。
自分が苦境に立った時、これは本当に「心強い言葉」に変わります。
ピンチに立てば、まず頭が混乱します。
何をしたら良いか、頭が整理できなくなります。
モヤモヤした中だと、決断が恐くなります。
その結果、袋小路にハマって、身動きできなくなります。
その時に、この言葉を思い出してください。
やるべき事は3つしかないと、気づきます。
- 自分のアクションと結果を記録する。
- 結果を良いと判断すれば、続ける。
- 悪いと判断すれば、修正するか、止める。
結局やることは、この3つしかないのです。
そうすると、最初に気持ちが、落ち着きます。
大事な点は、アクションと結果を書き出して、意思決定の記録を残しておくことです。
なぜ記録が大事かといえば、次のピンチで前の意思決定を、振り返るためです。
これが極めて重要なポイントです。
なぜなら結果の良し悪しを判断するのも、けっこう難しいものです。
最初のうちは、正しい判断なんて出来ません。
ところが世の中は、本当に上手く出来ていて、間違った判断をすると、また同じことが繰り返されます。
そうすると、2回目は前回の判断を参考にすることが出来ます。
前回は、あの結果を良いと判断した。
けど実は、あれは悪い結果だったのではないか?
前回は、あの結果を悪いと判断した。
修正を繰り返した。それでも良い結果がでない。
これはもう、自分の分からない点に、上手く行かない原因がある。
一旦中止にして、誰かに相談しよう。
このように正しい判断が出来るように、変わっていきます。
私はこれが、人間の進歩だと思います。
ピンチが来るたびに、自分の意思決定を記録します。
最初は、精度の悪いコンパスでしょう。
ただ時間が経てば経つほど、それは精度の良いコンパスに変わります。
そうすると、本当の自信も生まれてくる。
そして意思決定も、恐くなくなる。
このように全てが時間とともに、良い循環になります。
少々偉そうに言いましたけど、私も起業してからは、ピンチの連続でした。
ただブライアン・トレーシーの、この言葉に出会ってから、何とかなると思ったものです。
直感でそれを感じましたし、間違っていませんでした。
今わたしの手元には、126個の記録があります。
それはエクセルで、1枚のシートにまとまっています。
1.自分の置かれた状況。
2.とったアクション。
3.結果。
4.その評価。
これがまとまっています。
最初は私だけに当てはまる、特殊な内容でしたが、数が重なると一般法則も見えてきました。
そうすると一般法則から、色々な判断が出来るようになります。
苦境は誰にでもやってきます。
それは決して、マイナスではありません。
勇気を持って前進してください。